オリジナルキャラクター「バンコ」でお馴染みの日本食研は、「晩餐館焼肉のたれ」をはじめとした家庭用調味料で知られていますが、実は売上の9割は業務用商品。業務用のカレーや焼き鳥、から揚げの素などが、プロの料理人たちの信頼を得ています。
2016年2月、そうした業務用商品を販売する直営WEBショップがオープンし、Shiftはリスティング広告を主にサポート中。スタートしてまだ日の浅いこの直営WEBショップですが、事業部のお二人と、Shiftの担当松本も確かな手応えを感じています。初めて訪れると誰もが圧倒される「KO宮殿工場」でお話をお聞きしました。(取材・文:山本達也)
岡本さん(以下岡本):Shiftが催されていた、リスティング広告セミナーの告知DMをたまたま見たんですが、ちょうどネット通販事業に力を入れようとしていたタイミングだったので参加しました。
それまで全く知らない会社ではありましたが、地元の企業ということもあって興味が湧きました。セミナー自体も、とてもわかりやすくて良かったです。具体的な成功例も参考になりましたし、内容が濃かったですね。
それで、岡本社長と名刺交換して、後日伺いますということになりました。それからのお付き合いです。
池田さん(以下池田):それまでも、リスティング広告に関しては、大阪や東京の業者さんと取引をしていたのですが、やはり離れているぶん、やりずらい所もあったんですよね。その点Shiftは愛媛県内にあって、コミュニケーションも取りやすいですし。
岡本:当社は基本的に、営業マンが全国で動いて直販をやっています。飲食店さんや、スーパーさんと直接商談して、自社から直送する、これがもともとのスタイルなんです。
ただ、特に飲食店さんは件数も多いですし、足を使った営業にも限界がありますよね。それをカバーするために、ネットでの販売にも本腰を入れようということになったんです。
池田:今の形態になる前から、サプリメントとか家庭用商品でネット通販はやっていたのですが、2009年に専門の事業部を立ち上げました。
そうなると当然売り上げも確実に上げていかないといけない。
それまでの経験値が多いわけでもない中で数字を上げるために、具体的にどういうことをしていけば良いのか手探りと、試行錯誤の日々が続きました。
岡本:1番はやっぱり、定期的に顔を合わせて色々なことが聞けますし、丁寧に説明してもらえるので、どこか掴みどころがなかった専門的な事も分かりやすくなったことです。
リスティング広告というものが身近に感じられるようになったと言いますか。PDCAがちゃんと回っている感覚ですね。
池田:尋ねたことに対して明確に答えが返ってくるので、安心感があります。以前県外の業者さんとやりとりしていた頃は、どうしてもキャッチボールがうまくいかない感覚が拭えませんでした。
岡本:おかげさまで、今のところコンスタントに注文が来ています。月の受注の半分ぐらいはShiftの広告からですね。
会社の規模からするとまだ小さな数字ですが、滑り出しとしては良い感じだと思います。
岡本:そうですね、要望という感じでもありませんが、やはり広告と食品では業界も全く違いますから、時には感覚的なギャップが出てきます。 特に業務用の食品というのは、馴染みがない方が多いものですからね。そのあたりを引き続き、密なコミュニケーションを取りながら埋めていければと思います。
池田:リスティング広告のレポートというのは数字やキーワードがびっしりと並んで、わかりやすいものではないですし、専門用語も頻繁に出てきますけど、この体勢なら不安感はありません。
岡本:まだ今は出稿量は大きくありませんが、この調子で伸びていけばボリュームも出てきますから、長い目でお付き合いいただければと思います。